印鑑の素材としては、象牙が有名です。
私自身も小さい頃から、象牙の印鑑の存在は知っていました。
車の購入のため実印が必要となり、近くのショッピングセンターで、印鑑を販売しているお店に話を聞きに行っても、やはり作るなら象牙をオススメされました。
印鑑の素材としては最高に良い物かもしれませんが、私自身は象牙を買おうとは思いませんでした。
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象牙を使った素材の印鑑を作るということに抵抗があった
なぜかと言うと、象牙はやはり密猟のターゲットとなっているからです。
日本だけではなく、最近は中国でも人気があるらしく、加工がしやすく高級感のある象牙は、密猟者の格好のターゲットとなっています。
現状日本で販売されている象牙に関しては、正規ルートを使って承認を得ているので違法ではありませんが、ネットで象牙を検索すると、密猟者がどうやってゾウから象牙を手に入れてるのかを調べることが出来ます。
(興味ある方は自分で調べて見てください。想像以上にショッキングな画像が見つかります。)
象牙(マンモスの牙)を使う印鑑は値段も高すぎる
私がチタン印鑑を購入した2015年は象牙の印鑑も買うことができましたが、2017年7月に楽天では、象牙を使った製品の販売が禁止となりました。
メルカリやYahooショッピングでも象牙の取引は禁止となっており、これだけ規制がある素材を使う理由はもう無いでしょう。
ちなみに楽天では、マンモスの牙を使った印鑑は継続して販売されています。
確かにマンモスであればすでに絶滅しているので、密猟の心配はありませんが、象牙よりも希少な素材のため、価格はチタンの印鑑とは比べ物にならないくらい割高になっています。
私が近くのイオンの中にある印鑑専門店で相談したときは、チタン製ではなく象牙の素材で作ることを提案され、確か5万円ほどの値段を提示されました。
価格も高いですし象牙だと欠けるリスクもあります。
客観的に判断しても、チタン製と比べて象牙で印鑑を作るメリットは無いなと判断し、チタン製の印鑑を作成してから6年以上経過しましたが、この判断は間違って無かったと今でもそう思っています。
自分が買った印鑑は、金属で作られたチタン製の印鑑だった
そんな経緯があったので、私自身は象牙の印鑑を持ちたいと言う気持ちは全くありませんでした。
ただ、持っている印鑑に不満はありました。
実印は親の使い回しを登録していたのであまりよろしくない行為ですし、昔から持っていた銀行印は端が欠けていたので、押すたびに毎回気になるようになったので、せっかくならちゃんとした印鑑を作ろうと思ったことがきっかけでした。
そして印鑑について色々調べている中で「チタン製の印鑑」があることに気付きました。
チタンは金属なので他の素材に比べて、印鑑が欠けてしまうといったリスクがありません。
せっかく買った印鑑が欠けてしまうと、結局買いなおさないといけなくなり、使用している全ての印鑑を変更する手間も増えるので、最初からチタンにしておけばそんな心配もありません。
またチタンは金属ですが、さびにくい特徴を持っているので、象牙のように保管場所を気にする必要もなくメンテナンスも非常に楽です。
それでいて価格も象牙に比べればかなり安くて、高級感も耐久性も備わっていたチタン製の印鑑に興味を持ちました。
調べれば調べるほどチタン製の印鑑を持ちたい!と言う気持ちが強くなったので、最終的には印鑑の専門店ではなく、オーダーメイドのチタン製印鑑が購入できた楽天ショッピングで購入しました。
チタン製の印鑑なら一生モノとして使うことができる
100円ショップで普段印鑑を買って使っている人であれば、数千円~1万円台のチタン製の印鑑は割高に感じるかもしれません。
しかし、満足度は百円ショップで売っている印鑑とは比べ物になりません。
世界で一つだけしかない、自分だけに作られた特別なオーダーメイドの印鑑です。
値段は高いかもしれませんが、一生モノとして使える印鑑として考えるなら、チタン製の印鑑
2015年にチタン製のオーダーメイドの印鑑を作ってから、2021年でもう6年が過ぎようとしていますが、チタン製の印鑑は欠けることもなく、今でも印鑑を使う毎に満足感が得られます。
一生モノの印鑑を作ろうと思い、当時の最高級品の象牙ではなく、あえてチタン製でオーダーメイドの印鑑を作成したことは、自分にとって大満足の結果となりました。